心身障害者扶養者生命保険とは
心身障害者扶養者生命保険とは、独立行政法人福祉医療機構を保険契約者及び保険金受取人とし、心身障害者の扶養者を被保険者とする団体生命保険です。
心身障害者を扶養する保護者が毎月一定の掛け金を支払う事により、自らが死亡又は重度障害者となった場合も扶養していた心身障害者の生活の安定が図れるようにする事を目的として都道府県、指定都市が実施している任意加入の団体生命保険。
この保険は心身障害者を扶養する保護者が毎月一定の掛け金(保険料)を支払う事により、、自らが死亡又は重度障害者となった時、心身障害者に終身年金として生涯に渡りずっと支払われます。
保険金額は1口加入で月額2万円、2口加入で月額4万円といった具合です。
このしくみは生命保険会社.が共同で引き受けて運営に協力しているので保険に係る経費分を徴収しておらず、安い掛け金で収めた以上の保障が得られます。
こういった社会福祉的なしくみに多数の保険会社が協力するも保険事業が一般の企業と違い公共性がありその立場を踏まえての事なのでしょうね。
この保険は心身障害者を扶養する被保険者が20年以上この保険を継続していた場合、65歳以上になると掛け金の免除制度が受けられます。
具体的には65歳以上になって最初に迎える保険契約月以降は掛け金を支払う必要が無いという事です。
心身障害者を扶養している保護者の「自分に何かあったら、この子はどうなるんだろう・・・」と考える不安を軽減する大変人道的な保険制度だと言えます。
※この情報は平成26年10月現在のものです。