保険のメリットと必要性

なぜ保険に加入するのか。
保険に加入するとどんなメリットがあるのでしょうか。

保険に加入する最大のメリットは保険に入った時点でいざという時に必要な金額が用意できてしまうという点にあります。

例えば一家の大黒柱が死亡した場合に備えて３０００万円の生命保険に加入したとします。
その場合、保険の契約が成立した瞬間からイザという時の３０００万円という金額が補償されます。

これが貯金であれば３０００万円を貯めようと思うと実に何年もの長い時間が必要になります。
もしお金を貯めている途中で万一の事が起これば遺された家族はたちまち困ってしまうでしょう。

保険は将来起こるかもしれないリスクに対し、いざそのリスクが起こったときに必要な金額を予め設定して入るものです。

従って必要金額を予め貯金で持っていればわざわざ余計な手数料が上乗せされている保険料を払ってまで保険に加入する必要は無いのです。

将来起こるかもしれないリスクは数多く有り、キリがありません。想定されるリスクの全てに備えられれば安心ですが、保険はタダではありませんから、その全てに対して保険に入るわけにはいきません。

自分にはどの保険が必要でどの保険はいらないのか選定する必要があります。
保険に加入する上で考えなければいけないのはコストパフォーマンスです。
リスクの発生する確率といざのそのリスクが発生した時の損害を考える事が必要です。

例えばリスクの発生する確率が低く、いざ発生した時の損害も大した事がなければ保険に入る必要は無いでしょう。

しかし人身事故を起こした場合や一家の大黒柱の死亡など、発生する確率が低くてもいざそのリスクが発生してしまった時はとてつもなく大きな損害を被る場合は保険に入る必要があると言えます。

保険に加入する上で気を付けなければならないのはどういう時に保険金が下りてどういう時に貰えないのかという事を契約者本人がしっかり把握しておく事です。

まず、生命保険に加入すると月々の保険料と引き換えにイザという時に契約条件に当てはまっていれば保険金は貰えます。

裏を返せば保険契約から外れていれば保険金が貰えないという事になります。
せっかく高い保険料を支払うのですからそんな事にならないように、保険約款をしっかり読んで自分の加入している保険の内容を把握しておく事が重要です。